コロナ禍の中、取り組むべき家計の見直し術②【携帯電話編】
緊急事態宣言が解除されて、約1ヶ月が経ちます。少しずつではありますが、日常の生活も取り戻しつつあります。しかし、新型コロナウイルスの影響は前回のコラムでも申し上げたように、給料やボーナスにも大きな影響が出てきています。
前回は家計の見直し術①として「保険の見直し」について述べました。今回は家計の見直し術②として、皆さんがお持ちの「携帯電話料金の見直し」について考えていきます。
意外と払っている携帯電話料金
2019年にソニー生命保険株式会社が20歳~69歳の男女1000名に対して行った調査によると、毎月の携帯電話の利用料金の平均額は、6,401円。月賦で端末代金を払う場合はさらに2~3000円上乗せになるため、毎月1万円近くの金額になります。
私がライフプランを行う家庭でもだいたい1人月1万円、夫婦で月2万円前後というお客様が多いですね。例えば、30歳の夫婦2人が月2万円携帯電話で使ったとすると、80歳まで1,200万円のコストになります。一生涯で見ると相当なコストですよね。
携帯料金を下げるためにはどうする?
総務省が2019年に調査した「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査」によると、43.9%の方は現在の携帯電話の料金について「高い」と感じています。
できれば無理なく効果的に下げたいですよね。ここでは今すぐ簡単にできる見直し方法を3点ご紹介いたします。
今すぐできる!携帯電話見直し術Ⅰ~料金プランの見直し
基本使用料やパケット使用量は自分に合っていますでしょうか。通話プランで、通話かけ放題プランというものが各社ありますが、いまはLINE等でも無料通話ができてしまいます。また、パケット使用量についても、自宅や職場にWi-Fi環境があれば容量が少ないプランでも間に合うかもしれません。
少しのプランの見直しで、月々数千円削減できる可能性があります。
今すぐできる!携帯電話見直し術Ⅱ~無駄なオプションの削減
契約したときに一定期間無料ということで付けた定額制の動画サービスや留守番電話サービス等のオプションが使わないままになっていませんか。今一度見直してみて、利用していないオプションがあった際は、解除・解約の手続きを進めましょう。
今すぐできる!携帯電話見直し術Ⅲ~格安スマホの検討
抜本的な見直し方としては、格安スマホへの乗り換えを検討することです。格安スマホというのは、大手携帯電話会社に比べて月額料金がぐっと安い「格安SIM」を、対応スマホに装着して使うサービスのことです。もちろんプランによって違いますが、大手携帯電話会社の半額以下に通信料を抑えることも可能です。
大手携帯電話会社が提供するキャリアメールや各種サービスが使えない、時間帯によって回線速度が遅くなる等のデメリットがありますが、そもそもあまり通話を使わない人や家・職場にWi-Fi環境が整っている人は非常にオススメです。
少しの工夫がやがて大きなものに!
通信費をいかに効果的に抑えるかで、将来のお金の残り方が変わってきます。夫婦でいま月2万円払っているとして、それを1万円にできれば、年間12万、10年で120万円も違いが出ていきます。
まずは自分のプランを確認したり、ショップに行って聞いてみてはいかがでしょうか!?